認知症の方の第一候補!グループホームの概要を高齢者住宅のプロが解説

こんにちは!!

シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、

福島 有也(ふくしま ともや)です!

親御さんが認知症と診断されたり独居生活が難しくなってくると、グループホームへの入居を考え始めるタイミングがやって来ます。

「グループホームってどんな施設なんだろう…?」

「両親が安心して暮らせる施設なのかな…?」

と不安を感じている方に向けて、今回はグループホームの概要を分かりやすく解説していきます。

  • ●入居条件、費用
  • ●介護ケアの内容
  • ●メリットと注意点

このようなことに疑問を感じている方は、この記事から入居の参考になるグループホームの基本を押さえましょう。

グループホームとはどんな施設?

グループホームとは、認知症の高齢者さんが少人数で共同生活を営む介護福祉施設です。

一般的に「老人ホーム」と聞くと、

  • ●数十人の高齢者が一緒に暮らすところ
  • ●日中もベッドの上にいる
  • ●介護というより入院しているような生活

といったイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。

要介護度によっては日常生活が制限されることもありますが、グループホームの特徴は、入居者さんにできる限り自立した生活を営んでもらうことです。

「グループホームは少人数が基本」

グループホームは認知症の方に特化した施設のため、同居者は少人数が基本です。

グループホームは、9人を「1ユニット」と数えて、ユニットに属する入居者さんと共同で生活します。

認知症を患った方は、新しい人や環境に適応する力が衰えます。

そのため、大人数がひとつ屋根の下で暮らすような高齢者住宅では、認知症の方は落ち着いた生活を送ることができません。

その点グループホームは、少人数のため同居人とも慣れ親しみやすく、日常生活に近い環境が整えられているため、認知症を患いながらも落ち着いた暮らしを送ることができます。

「グループホームは自立した生活を重視する」

グループホームは、入居者さんの自立した生活を尊重する施設です。

認知症と診断された高齢者さんは、脳の機能が低下しているだけで、適切なケアと関わりによって自立した暮らしを営むことができます。

  • ●食事の準備、後片付け
  • ●部屋の掃除
  • ●衣類の洗濯

こうした「自分でできること」をできる限り本人が実践することで、認知症の進行を遅らせることにもつながります。

このように、入居者さんの自尊心を保つことと手厚い介護ケアの両立が、グループホームならではの特色です。

グループホームで押さえたい2つのこと

グループホームへの入居を考えている方は、まずは次の2つの基本を押さえましょう。

【最低限知っておきたいグループホームの基本】

  1. ①入居条件
  2. ②入居費用

①グループホームの入居条件

グループホームの入居条件は、次のように細かく定められています。

グループホームの入居条件

  1. ①65歳以上の高齢者、かつ要支援2または要介護1以上に認定された方(特定疾患をお持ちの方は65歳未満でも入居できる場合も)
  2. ②認知症と診断された方
  3. ③グループホームの市区町村に住民票がある方
  4. ④集団生活の営みに支障のない方

②グループホームの入居費用

グループホームの入居費用は施設によって様々ですが、相場はおおよそ次の通りです。

老人ホームの入居費用の相場

  • ●初期費用(入居一時金):0~100万円前後
  • ●月額費用:10万~30万円前後

自宅や最寄り駅から近いことや同居者さんとの相性も大切ですが、そのグループホームに暮らし続けるために、お金は絶対に必要です。

初期費用と月々の費用も吟味して、金銭的にも安心なグループホームを探しましょう。

グループホームに入居するメリットと注意点

これまで独居暮らしをされていた高齢者さんは、グループホームで共同生活を送ることによって、物忘れによるケガや命の危険を防げたり、脳機能の低下を遅らせることができます。

また、有料の老人ホームと比べると月々の費用を安く抑えられたり、地元から離れずに済むためご家族にとっても安心です。

その一方で、認知症を患った方でもグループホームが適さない場合もあります。

例えば、手厚い医療ケアが必要な持病を患う方は、医療体制が不十分なグループホームには入居できない場合もあります。

また、グループホームの1ユニット9人(少人数)という特徴から、満室や空室待ちの施設もあり、即入居できないことも。

グループホームへの入居を検討されている方は、早めに入居先の候補を見つけておくことが大切です。

グループホーム選びは総合的に判断しよう

優良なグループホームは、「費用が安いから」「自宅から近いから」「施設が綺麗だから」といった資料で分かる情報だけでは判断できません。

何よりも大切なことは、入居者さんご本人が快適に生活できるかどうかです。

気になるグループホームを見つけたら、実際の雰囲気や入居者さんの様子を知るために、見学を欠かさず行いましょう。

まとめ

グループホームは、認知症と診断された方がまず最初に入居を検討する施設です。

ご本人にとってもご家族にとっても、全員が安心できるグループホームを見つけましょう。

「老人ホーム相談デスクくまごろう」では、札幌市を拠点に、高齢者施設のご紹介や介護に関するご相談を承っております。

グループホームに関するご質問やお悩みがございましたら、下記の電話番号もしくはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

老人ホーム相談デスクくまごろうへのお問い合わせ、コラムに関するご質問やご意見がございましたら、 下記の連絡先までお気軽にご連絡下さい。
安心して下さい。私たちがしっかりサポートいたします!

お電話はこちら

011-376-5399

メールフォームはこちら



    ※お電話またはメールアドレス