将来に漠然とした不安を抱えている方へ
ここ10年で老人ホームの数は急激に増加しました。また、私たちもすべてに目を通すのが難しいほど、シニアライフに関する情報は爆発的に増えました。
こんなにも情報が多すぎるなかで、自分に必要な情報を取捨選択することは、ほぼ不可能です。
でも、高齢者住宅に転居する必要がある!
- もし突然、介護が必要な状況になったら…
- 認知症になったら…
- 同居している家族がいなくなったら…
そんな不安が頭をよぎってしまいます。
早く高齢者住宅に関する情報を集めないといけない!
- 情報が多すぎて、どうやって集めたら良いかわからない…
- 集めた情報をどうやって整理したら良いかわからない…
これが不安の正体です。
シニア住宅の選び方
シニア住宅の選び方について解説する前に、シニア住宅選びになぜ悩んでいるのかをよく考えてみましょう。 私たちの経験では、次の2つの全く異なるパターンがあると思います。
- 初心者タイプ
- シニア住宅に関する情報を集め始めたいけど、どうやって情報を集めれば良いのかわからない方、これからシニア住宅について一緒に勉強して「シニアの住まいガイド」であなたにあったシニア住宅を見つけてください。もし、不明な点があれば、「老人ホーム相談デスクくまごろう」まで、なんでもお問い合わせください。
- 煮詰まりタイプ
- シニア住宅の情報をたくさん集めすぎて、情報の取捨選択ができなくなって悩まれている方、自分に合うシニア住宅がわからなくなっていませんか? お一人で考えていると、自分が本当に求めていることがわからなくなります。ぜひ、一度「老人ホーム相談デスクくまごろう」までお電話ください。
いつでもご相談に対応いたします。
お住み替えのポイント
あなたにとって譲れないことはなんですか?
老人ホーム選びで失敗しないためには、入居にあたっての希望条件を明確にすることが何よりも大切です。
次のように、「できる限り叶えたい条件」と「妥協できる条件」を分けておくことで、老人ホームの取捨選択がしやすくなり、失敗も防ぎやすくなります。
- できる限り叶えたい条件
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- 月額費用は20万円まで
- 家族の家から車で20分圏内
- 手作りの食事を食べられる
- 施設内の掃除が行き届いている
- 妥協できる条件
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- レクリエーションはほどほどでいい
- 医療体制も充実していなくていい
- 入居一時金はあってもいい
- 公共交通機関のアクセスは良くなくていい
このように、老人ホームで叶えたい条件に優先順位を設けることで、候補の施設をスムーズに見つけることができます。
希望が叶うかどうかヒアリングも忘れずに
希望条件に当てはまる老人ホームを見つけても、実際にその希望が確実に叶うとは言い切れません。
感染症のため、パンフレットには「面会OK」と書かれていたのに、実際には時間も回数も制限されていた、ということも。
入居後に希望の暮らしをできる限り実現するために、ケアマネジャーや施設長に希望が叶うかどうかをきちんとヒアリングしましょう。
曖昧な返事ではなく、「◯◯の理由で当施設では難しいかもしれません…」「ですが、こういう条件でしたらご希望に添えます」といった具体的な回答や提案をしてくれる施設は、信頼できる老人ホームだと判断できます。
各シニア住宅の特徴
代表的なシニア住宅をご紹介します。
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
かなり手厚い介護を提供。原則として要介護3以上の方が入居できます。 入居の費用は一部行政が負担するので、月額費用が安いことが多いです。
老健施設(介護老人保健施設)
かなり手厚い介護を提供。原則として要介護1以上の方が入居できます。 特別養護老人ホームと違い、在宅への復帰を目指してリハビリなどを行う施設ですが、実態的には特別養護老人ホームへ入居前の中間施設として機能しており 手厚い介護を提供しています。
入居の費用は一部行政が負担するので、月額費用が安いことが多いです。
介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)
介護と入居がセットになった老人ホーム。手厚い介護を提供しており、基本的には全ての部屋が個室になっています。
住宅型有料老人ホーム
原則、介護を提供していません。入居されたときには併設されている介護事業所や外部サービスを利用して、介護サービスを受ける必要があります。全ての部屋が個室になっています。
サービス付き高齢者向け住宅
原則、介護を提供せず、生活見守りサービスを実施しています。入居されたときは併設されている介護事業所や外部サービスを利用して、介護サービスを受ける必要があります。全ての部屋が個室になっています。
グループホーム
入居条件として認知症の診断をうけることが必要。少人数(9人程度)のグループホームが多くアットホームな雰囲気が特徴。個室であることが多いですが、ドアを開放したりなど職員の目の届きやすい工夫がされています。
種類は、参考にはなりますが、最後の決め手になるものではないのです。 一番重要なのは、入居する老人ホームが、どのような運営をし、どの介護事業所と連携しているのかということ。
そのため、入居する際には必ず見学が必要です。