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こんにちは!!
シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、
福島 有也(ふくしま ともや)です!
老人ホームの「費用」は、入居を考える方なら誰もが気になるもの。
老人ホームに入居すると、食事や介護などの様々なサービスに対して費用がかかります。
そんな介護付きの有料老人ホームに、無料で利用できるサービスはあるのでしょうか?
今回は、老人ホームの費用の仕組みと有料・無料サービスの内容について、高齢者住宅のプロが分かりやすく解説していきます!
有料老人ホームに無料のサービスはある?
有料老人ホームが無料で提供しているサービス内容は、その施設によって様々です。
【無料サービスの一例】
- ●カラオケやシアタールームなどのレクリエーション設備
- ●入居者さんの喉が渇いた時のお茶
- ●ご家族が来られた時のお菓子
- ●特定の場所までの送迎
このように施設側のおもてなしとして提供されているサービスは、老人ホームによって異なります。
しかし厳密には、設備の維持費やお菓子代などは、入居者さんの毎月の支払いから賄われています。
つまり、無料に見えるサービスも完全に使い放題というわけではなく、有料・無料の区別も曖昧なのですね。
有料老人ホームは月額のサブスクリプション
老人ホームの支払い形態は、毎月決められた費用がかかる「サブスクリプション方式」です。
サブスクリプションとは、サービスの代金を毎回支払うのではなく、一定の金額を先に支払うことでサービスを利用する「期間」や「権利」を買う支払い方法のこと。
老人ホームのサービスは、「今日の食費は500円」「入浴1回につき300円」と毎回請求されるわけではありません。
厳密には1回あたりのサービスごとに費用が細かく算出されますが、「このサービスは何円…?」と毎回気にしていたら、老人ホームでの暮らしが窮屈になってしまいますよね。
老人ホームの有料・無料サービスに対する考え方は、よほどのこだわりがない限り、大まかに「月額制」として考えるのが良いでしょう。
その上で受ける必要のないサービスについては、施設側に事前に伝えることで請求を回避することもできます。
受けなかったサービスの費用まで請求されることはない
例えば、「朝10時から16時まで家族と外出するから昼食はいらない」と施設側に事前に伝えておけば、その日の昼食代を請求されることはありません。
このように入居者側は、利用しないサービスを臨機応変に選ぶこともできます。
ただし「うちの人はお風呂が嫌いだから入浴費は払いません!」といったような、ご本人の安心・安全な生活を妨げるような要求は、受け入れられない場合も多々あります。
他の入居者さんや職員に迷惑をかけたり、施設の円滑な運営を妨げた場合は、今後の継続的な入居をお断りされることも。
利用していないサービスの費用まで支払う必要はありませんが、老人ホームは「共同生活の場」ということも忘れないようにしたいものですね。
老人ホームのサービス一覧
最後に、老人ホームが提供する主なサービスとその費用について、簡単に見ていきましょう。
【主なサービス一覧】
①食事
②介護サービス
③レクリエーション
①食事
第二の住まいとなる老人ホームに、毎日の食事は欠かせません。
老人ホームでは、入居者さん1人1人の身体機能や栄養面に配慮した食事を提供してくれます。
食費については、例えば外食や通院などの予定を事前に施設側に伝えれば、その日の食費は請求されなくなります。
②介護サービス
介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホームなど、介護を要する入居者さんに対しては、必要に応じて介護サービス費が加算されます。
介護サービスでは、次のような日常生活のサポートを24時間体制で行ってくれます。
【介護サービスの具体的な内容】
- ●トイレや入浴の介助
- ●車椅子への移乗
- ●安否確認
- ●爪切り
受けるサービスを選択することも可能ですが、先ほどお伝えした通りご本人や他の方の安心・安全な生活を妨げかねない要求については、通らないこともあります。
③レクリエーション
老人ホームでは、定期的に様々なレクリエーションが開かれます。
【開催される主なレクリエーション】
- ●塗り絵や折り紙・体操など、毎日の手軽なイベント
- ●外部講師を招いた趣味教室
- ●ボランティアによる演劇や演奏
入居者さんの誕生日会や季節ごとのイベントを催したりと、充実したレクリエーションを売りにしている老人ホームもあります。
レクリエーション費も入居者さんの月額の支払いから賄われる場合が多いため、金銭面に不安がある方は施設職員に費用の内訳を尋ねたり、介護費用を減免できる制度について担当のケアマネジャーに相談してみましょう。
まとめ
老人ホームの費用の支払い形態は「月額制」で、サービスに対してその都度費用を請求されることはほとんどありません。
その一方で、無料に見えるサービスにも実はお金がかかっていることもあり、細かな費用の内訳が分かりづらい場合も。
介護費用に関してお困りの方は、金銭的に苦労してしまうその前に、施設職員やケアマネジャーに悩みを打ち明けてみてくださいね。
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