• ●老人ホームと特別養護老人ホームの違いを知りたい
• ●老人ホームと特別養護老人ホームのどちらが適しているのか知りたい

一般的に介護施設のことを「老人ホーム」と呼ばれますが、「特別養護老人ホーム」と呼ばれる種類の介護施設についてもお聞きになることが多いのではないでしょうか。

今回は、介護施設の入居を検討している方のために、老人ホームと特別養護老人ホームの違いについてご紹介していきます。

老人ホームとは～介護サービスの特徴や内容、費用について

老人ホームとは、介護施設の総称として呼ばれる場合もありますが、一般的には「有料老人ホーム」のことを指していることが多いです。

有料老人ホームは主に民間企業が運営する介護施設ですが、医療法人や社会福祉法人などが運営している施設もあります。

有料老人ホームによって入居できる対象者は異なっており、介護が必要な方だけではなく、自立している高齢者が今後の不安を解消するために入居できる施設もあります。

居室は一般的には個室対応となっており、食事や入浴などの提供が行われており、必要に応じて介護を受けることも可能です。レクリエーションやイベントごとなども充実しています。

介護を行うスタッフは常駐している介護職員の場合や、外部の介護サービスを利用する場合もあります。

費用も各施設によって異なり、入居金は0円から数千万円程度と幅広く、月額費用も10万円程度から100万円になるような場合もあります。

特別養護老人ホームとは～介護サービスの特徴や内容、費用について

特別養護老人ホームとは、介護保険施設の一つであり、公的な老人ホームのことを指しています。

運営主体は、社会福祉法人や医療法人が多くなっていますが、自治体が運営しているような介護施設も見られます。

入居の基準については一律で決められており、原則として要介護3～5の方が対象となっています。

居室は個室対応の介護施設が増えていますが、2人部屋や4人部屋などの相部屋の場合もあります。

常駐している介護職員によって24時間体制で必要な介護を受けることができます。

また介護だけではなく、レクリエーションや趣味などのアクティビティ、リハビリテーションにも取り組むことが可能です。

入居金については必要なく、月額費用は相部屋を利用する場合では0円から10万円程度、個室対応の場合には8万円から15万円程度となっています。

所得に応じて入居することができるために、低所得の方でも安心して入居することが可能です。

老人ホームと特別養護老人ホームのどちらが適しているの

有料老人ホームと特別養護老人ホームについては、運営主体が異なるものの、介護サービスの内容自体はかなり似ている部分が多くみられます。

そのため、どちらが適しているかについては介護サービスだけではなく、費用や場所、入居のタイミング、医療体制などによっても比較してみることがいいでしょう。

特別養護老人ホームは安価に入居できるといったメリットがありますが、人気が高いためになかなか入居できないという現状があります。

有料老人ホームについては費用が特別養護老人ホームよりも高くなることが多いですが、比較的入居しやすいために必要な時期に入居できる可能性があります。

また、家族が訪問しやすい場所にあるか、いざという時の医療体制がどうなっているか、などについてもしっかり確認しておくといいでしょう。

くまごろうポイント！

老人ホームと特別養護老人ホームの違いについてご紹介しました。

どちらにもメリットとデメリットがありますので、介護サービスの内容や費用、場所、医療体制など、さまざまな観点から確認しておくといいでしょう。