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こんにちは!!
シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、
福島 有也(ふくしま ともや)です!
両親やパートナーの介護が始まると、地域包括支援センターという施設名を耳にすることがありますよね。
地域包括支援センターとは、簡単に説明すると「高齢者の暮らしを支える相談窓口」になってくれる施設です。
今回は、各市区町村にある地域包括支援センターの概要と活用方法について、これからの介護に不安を抱える方に向けて分かりやすくご紹介していきます。
地域包括支援センターとはどんなところ?
地域包括支援センターとは、その地域に暮らす高齢者を、介護・福祉・権利などの様々な側面からサポートするための公共施設です。
医療や福祉の専門家がお互いに連携を取りながら、高齢者の方の暮らしを総合的にサポートしてくれます。
【地域包括支援センターに所属する専門家】
- ●看護師(保健師)
- ●社会福祉士
- ●ケアマネジャー
地域包括支援センターの4つの業務
地域包括支援センターの業務は、次の4つに分けられます。
【地域包括支援センターの4つの業務】
①高齢者の総合的な相談窓口
②介護予防ケアプランの作成
③高齢者の権利擁護
④ケアマネジャーへの支援
業務①高齢者の総合的な相談窓口
地域包括支援センターの主な業務は、その地域に暮らす高齢者の総合的・専門的な相談窓口になることです。
日々の暮らしに介護が必要な「要介護」の方はもちろんのこと、将来的に介護を要する可能性のある「要支援」の方もサポートを受けることができます。
対象の地域にお住まいの65歳以上の方であれば、介護や福祉の専門家にいつでも無料で相談ができます。
業務②介護予防ケアプランの作成
地域包括支援センターの2つ目の業務は、介護予防ケアプランの作成です。
要支援や要介護認定を受けた高齢者の自立した暮らしを守るために、
- ●身体能力
- ●認知能力
- ●普段の活動レベル
- ●社会的な関わりの状況
といった項目を包括的に把握して、その方に最適な暮らし方を提案したり必要なサービスを紹介します。
業務③高齢者の権利擁護
高齢者の権利擁護も、地域包括支援センターの主要業務の1つです。
例えば、認知能力の衰えた高齢者の詐欺被害を防ぐために成年後見制度の利用をサポートしたり、高齢者の虐待の早期発見や保護を行うなど、高齢者が安心・安全に生きられるように権利擁護に取り組んでいます。
業務④ケアマネジャーへの支援
その地域で活躍するケアマネジャーへの支援も、地域包括支援センターの重要な業務です。
地域包括支援センターが主体となってケアマネジャーの仕事を支えたり連携を図ることで、地域全体の介護の質を高めたり課題の発見と解決に取り組んでいます。
地域包括支援センターの活用方法
地域包括支援センターは、介護を要するすべての人の相談窓口です。
- ●老人ホームに入るべきか迷ってる…
- ●親が認知症っぽいけど誰に相談していいか分からない…
- ●介護サービスにどれくらいお金がかかるか知りたい!
このような介護に関する素朴な疑問があれば、最寄りの地域包括支援センターを訪ねてみましょう。
高齢化社会の今、介護は誰もが経験する可能性のあるライフイベントです。
しかし初めての介護は、不安でいっぱいですよね。
地域包括支援センターは、そんな不安を専門的な知識と各専門家のネットワークを駆使してサポートしてくれます。
介護に関することでお悩みの際は、地域包括支援センターに遠慮なく相談しましょう。
まとめ
地域包括支援センターは、介護が必要な人全員に開かれた身近な相談窓口です。
些細な悩みでも早めに相談しておくことで、将来的な介護負担を減らせる可能性もあります。
地域包括支援センターを積極的に活用して、本人にとってもご家族にとっても安心・安全な暮らしを実現しましょう。
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