こんにちは!!
シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、
福島 有也(ふくしま ともや)です!
祖父母や両親が物忘れをしてしまった時、「もしかして認知症…?」と心配になることがありますよね。
加齢による物忘れと認知症の違いを判断できれば、早期発見・早期治療によって安全で快適な生活を保つことができます。
今回は、誰にでも起こるただの物忘れと認知症の決定的な違いを、次の3つに分けて解説していきます。
【物忘れと認知症の違い】
①物忘れの自覚があるか?(自覚があれば正常です)
②記憶を思い出せるか?(思い出せれば正常)
③日常生活に支障が出ているか?(支障が出ていなければ正常)
違い①物忘れの自覚があるか?
認知症と物忘れの1つ目の違いは、物忘れの自覚の有無です。
人は誰でも加齢とともに脳の機能が衰えていき、物忘れが進行していきます。
「約束の時間をうっかり忘れてしまった」「相手の名前を思い出せない」「財布をどこにしまったか忘れた」
こういった一時的な物忘れは、若い人でも起こりますよね。
このように、忘れたことを自覚している場合は、認知症ではなくただの物忘れです。
その一方で、認知症によって記憶力が低下すると、物忘れの自覚がなく「忘れたことすら忘れる」という症状が現れます。
先ほどの例でいうと、「約束すら覚えていないし思い出せない」「そもそも財布なんてしまっていない」といったように、本人にその記憶がまったくない場合は、認知症が疑われます。
違い②記憶を思い出せるか?
認知症と物忘れの決定的な2つ目の違いは、記憶を思い出せるかどうかです。
ただの物忘れの場合は、記憶の一部を忘れているだけで、ヒントを与えられると「そうだった!」と思い出すことができます。
それに対して認知症の場合は、特定の記憶の全部を思い出すことができず、体験すらしていないような言動をします。
【物忘れの場合】
- ●財布をしまったことは覚えているが、どこにしまったか忘れた
- ●旅行したことは思い出せるが、具体的な地名が思い出せない
- ●旧友の名前を忘れたが、思い出話をするうちに思い出した
【認知症の場合】
- ●財布をしまったこと自体を忘れている
- ●旅行した記憶がまったくない
- ●友達だったことすら忘れている
以上のように、記憶がごっそり抜けてしまっている場合は、認知症が疑われます。
違い③日常生活に支障が出ているか?
これまで紹介した例のように、一時的な物忘れであれば、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
しかし認知症の場合は、生活力やコミュニケーション力も併せて低下し、日常生活に徐々に支障をきたし始めます。
【認知症による支障】
- ◯同じことを何回も聞く
- ◯コンロの火をつけっぱなしで外出する
- ◯近所で迷子になる
- ◯服の着方が分からなくなる
- ◯病院を予約したことすら忘れる
このように安全に生活できなくなるほどの物忘れをしている場合は、認知症の可能性があります。
認知症は、早期発見・早期治療がとっても重要です。
認知症の初期にカウンセリングと治療を始められれば、進行を遅らせたり、まだ記憶力が確かなうちに必要な対策を家族も関わりながら行うことができます。
記憶力の低下は、家族や周りの人が気づきやすい症状でもあります。
認知症を少しでも疑った時は、かかりつけ医を受診したり、ケアマネジャーや訪問介護員に相談をして、いち早く対処しましょう。
住まい探しはくまごろうまで!
認知症を抱えたままの独居暮らしや老老介護は、火の消し忘れや深夜徘徊などで、大げさではなく命の危険にさらされることもあります。
ご家族のサポートも難しく、「老人ホームで安全に暮らしてくれたら…」とお考えの方は、ぜひ老人ホーム相談デスク『くまごろう』まで、お気軽にご相談ください。
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