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こんにちは!!
シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、
福島 有也(ふくしま ともや)です!
高齢者住宅(老人ホーム)の紹介事業に携わる弊社「老人ホーム相談デスクくまごろう」には、ありがたいことに、入居・転居以外にも介護に関する様々なご相談をいただいています。
中には、公にできないようなシビアなお悩みを打ち明けてくださるお客様もいて、そのお悩みに寄り添うことが、私たちのやりがいにもつながっています。
今回は、こうしたお悩みの中でも特に深刻な『在宅介護を一人で行うこと』について、介護業界の専門家の視点からメッセージをお伝えしようと思います。
私たちが皆さんに最もお伝えしたいことは、
「絶対に一人で介護をしないでください」
ということです。
一人での在宅介護はプロでも大変
たった一人での在宅介護は、はっきり言って非常に大変です。
介護士ですら、下のように「一人で介護しない」という環境が整えられています。
- ●夜勤以外は複数のスタッフで介護を行う
- ●訪問介護は日中の数時間のみ(1人に対して付きっきりになることは稀)
- ●仮に一人で長時間介護をしても、いざという時の連絡先があったり助けてくれる人がいる
このことから分かる通り、資格も介護経験も知識もないご家族さんが、たった一人で在宅介護を行うことは、本当に本当に大変なことなのです。
家族だからこそ割り切ることができない
さらに介護士は、責任をもって仕事に取り組んでいるとはいえ、介護する相手は第三者ですから、嫌なことがあっても「仕事だから」と割り切ることができます。
しかし、身内を在宅で介護する場合、ついついきつい言葉を発してしまったり、介護の苦労が報われないと感じて、相手を嫌いになってしまうことも多いのです。
こうした事実があるにも関わらず、なぜ在宅介護に関する悩みが減らないのか?
それはひとえに、「家族」のことだからです。
ご家族の在宅介護にこだわりたい気持ちも分かる
働きながら在宅で父親や母親の介護を長年されてきた方は、責任感が強い方が多いです。
これまで在宅介護で頑張ってこられた方の話を聞くと、
- 「両親に本当に感謝していて、私ができることをしてあげたかった。」
- 「両親には、老人ホームみたいな窮屈なところでなく、私が介護できる限り自由に生きてほしい。」
といったご家族に対する愛情や感謝の気持ちが、ものすごく伝わってきます。
先ほどお話した通り、たった一人での在宅介護はプロでも大変です。
その大変さを「家族のために」という一心で乗り越えてこられたお客様のことは、本当に尊敬できるものがあります。
しかし介護業界に携わる私たちからは、その責任感の強さが、ご本人を苦しめているように見える時もあり、
「ご自身の生活のために、受けられるサービスは利用してほしい」
ということも同時に伝えたいのです。
つらくなる前に介護サービスを利用しよう
最初はなんとか在宅で介護できていたとしても、要介護度が重くなるにつれて、徐々に一人では介護しきれない状況が増えてきます。
するとどうしても、責任感や愛情だけでは乗り切ることができず、親に対する気持ちが、苛立ちや憎しみに変わってしまうことも、残念ながらあり得るのです。
こうしたご相談を聞くと、
- 「こうなる前に老人ホームに関する知識を教えられたら…」
- 「利用できる介護サービスを知っていたら…」
- 「つらくなる前に相談を受けられていたら…」
と、いつも考えてしまいます。
在宅介護以外の道を事前に知っていたら、家族を大切にする気持ちを維持できていたんじゃないかと思うのです。
老人ホームの入居は「逃げ」ではない
老人ホームに入居したからといって、家族の役割は終わりません。
むしろ老人ホームを利用しても、家族にしかできないことはたくさんあります。
介護サービスはあくまで、家族にできないことをサポートする『縁の下の力持ち』です。
だからこそ私たちは、ご本人とご家族が納得できる限りの介護サービスを利用して、家族の負担を減らしたいと考えています。
介護に関するご相談を無料で受け付けています
私たち「老人ホーム相談デスクくまごろう」では、今回のように在宅介護で大変な苦労をされている方からのご相談でも、無料で受け付けております。
在宅介護に関するお悩みがありましたら、少しのことでもお気軽に打ち明けてください。
一人では気づかないことや考え込んでいたことが、1回の相談で霧が晴れたように解決することも多々あります。
介護業界の専門家であり、ご本人とご家族の理想の暮らし方を提案するプロとして、最善を尽くします。
いつでもお気軽にご相談ください。
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