こんにちは!!
シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、
福島 有也(ふくしま ともや)です!
「小学校の先生の名前、なんだったっけ…?」
「旅行先で食べたご当地グルメ、なんて名前だったかな…」
歳を重ねるほど筋肉が少しずつ衰えるように、加齢とともに脳の機能も低下していきます。
その物忘れが認知症ではなく加齢によるものであれば、それは人の正常な老化現象です。
病気ではありませんが、このまま物忘れを放っておくのも不安ですよね…。
そこで今回は、加齢による物忘れの予防や記憶力の回復に効果的な対策を、3つご紹介します。
その物忘れは加齢?それとも認知症?
まずは、今の物忘れが加齢によるものなのか、それとも認知症によるものなのかをセルフチェックしてみましょう。
物忘れと認知症の違いは、主に次の3つの項目で判断することができます。
【物忘れと認知症の違い】
①物忘れの自覚がある?(自覚があれば正常)
②記憶を思い出せる?(ヒントを与えられて思い出せれば正常)
③日常生活に支障が出ている?(支障が出ていなければ正常)
この3項目がすべてではありませんが、加齢による物忘れの典型的な特徴は「自覚があること」です。
認知症の物忘れは「記憶自体が抜け落ちている」ような忘れ方をするため、過去の出来事をまったく思い出すことができません。
認知症を少しでも疑った場合は、決して自己判断せず、病院で専門医の診察を受けましょう。
さて、加齢による物忘れであれば、次の3つの行動を意識することで自力で対策が可能です。
【加齢による物忘れ対策3選】
①物忘れを防ぐ食事(栄養)を摂取する
②有酸素運動で脳に刺激を与える
③他人とコミュニケーションをとる
まずは、物忘れを防ぐ「食事」から見ていきましょう。
対策①物忘れを防ぐ食事(栄養)を摂取する
健康な体は、健康な食事から作られます。
物忘れを対策したい方は、まずは食事内容を第一に改善しましょう。
認知機能の改善に効果的な食事(栄養)として、コーヒーがおすすめです。
カフェインが物忘れを防ぐ!!
コーヒーに含まれるカフェインは、物忘れを防ぐ最高の成分かもしれません。
2010年に発表された65歳以上の女性を対象にした研究によると、毎日コーヒー1杯分のカフェインを摂取していた人は、カフェイン摂取量が少ない人に比べて「認知機能の低下が約半分に抑えられていた」とのこと。
カフェインが物忘れ対策に一役買っていることが、この研究ではっきり示されました。
コーヒーを飲む目安量は、1日1杯〜3杯ほど。
ワーキングメモリ(作業記憶)を下げてしまう糖分は入れずに、ブラックで飲んだり少量のミルクで味を調整しましょう。
対策②有酸素運動で脳に刺激を与える
加齢による物忘れ対策には、運動も欠かせません。
ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れることで、認知機能の改善や認知症の予防につながり、物忘れを防ぐことができます。
人の記憶を司る「海馬」は、もともと血液量が多い部位と言われています。
運動不足で脳の血流が不足すると、海馬の老化が進み、記憶力は着実に衰えてしまいます。
適度な運動で脳の血流を増やすことで、酸素や栄養が脳にしっかりと行き渡り、認知機能を活性化させることができるのです。
物忘れ対策のための運動は、次のポイントを守ればバッチリです。
【物忘れ対策に効く有酸素運動のポイント】
- ●1日20分
- ●週3回
- ●ウォーキング(できれば速歩き)
- ●朝
- ●日光を浴びながら
適度な運動は、物忘れだけでなく足腰の筋力維持やうつ病の予防など、健康に生きる上ではメリットばかり。
運動不足が気になっている方は、ぜひ朝のウォーキングを試してみてくださいね。
対策③他人とコミュニケーションをとる
脳の機能を維持するためには、脳を使うこと。
人の脳が最も活性化する行為とは、他人とのコミュニケーションです。
家族や友人との会話は、脳を否が応でも使うことになるため、実は最も効果的な物忘れ対策になります。
人間の脳にとって最もよくない状況は、孤独になること。
孤独な生活とは、すなわち「頭を使う必要のない生活」です。
定期的に使ったり手入れされない物がどんどん劣化してくように、脳も使わなければその機能は日に日に衰えていきます。
面と向かって会話することが理想ですが、今はSNSでも他人と気軽に交流できる時代です。
家族・兄弟・友人・SNS仲間など、やはり人間にとって人との関わりは、健康に生きる上で何よりも大切なことなのですね。
まとめ
今回ご紹介した加齢による物忘れの対策は、次の3つです。
①1日1杯のコーヒー(カフェイン)を飲もう
②ウォーキングで脳の血流を促そう
③他人とコミュニケーションをとろう
この3つの対策のうち、まずはできそうなことを1つでも始めてみましょう!
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