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こんにちは!!
シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、
福島 有也(ふくしま ともや)です!
「日帰りの外出は許されるんでしょうか?」
「泊まりの旅行って、自由にさせてもらえるの?」
住替えコーディネーターの仕事をする中で、よく聞かれる質問がこちらです。
結論からお伝えしますと、老人ホームは原則として出入り自由です!
ただし、施設の運営方針やご本人の健康状態によっては、安全上の理由から出入りを制限することもあります。
実は老人ホームは、ご本人の安全に配慮する限り、生活をそれほど制限されることなく安心して暮らせる施設なんですね。
そのことを知っていただくために、この記事では老人ホームに入居した後の外出・外泊の自由度について、住替えコーディネーターの知識・経験を交えながら解説していきます!
老人ホームは、原則として出入り自由です!
まず、冒頭でもお話しました通り、老人ホームは原則として出入り自由です。
「束縛される」「行動を管理される」というイメージをお持ちの方ほど、この回答にびっくりされます。
老人ホームとは、簡単に説明しますと「鍵付きの個室を借りる」という形態です。
そのため、介護スタッフが健康を管理することこそありますが、理由がない限り生活そのものを制限することはありません。
老人ホームは外泊も可能です!
また、ほとんどの老人ホームは、家族など付き添いの方がいれば外泊も可能です。
外泊を含む外出をする際は、
- ●出発時間、帰宅時間
- ●外出・外泊先
- ●付き添いされる方
- ●付き添いの方の連絡先
などを記載した「外出届」を事前にスタッフに提出すれば、問題なく外出・外泊ができます。
その際は、外出時の注意点や入居者様の介護状態・服薬の有無などを医師や介護士に事前に聞いておくと安心です。
出入り自由の老人ホームに入居して元気になったケースも!
私たちが老人ホームへの入居をご案内をした方の中に、施設に入所してからみるみる元気を取り戻されたケースがあります。
その方はこれまでずっと一人暮らしをされていて、食事は不規則で、お風呂もあまり入らず、家族以外の人とほとんど話さない状態でした。
その状態から老人ホームに入居したところ、毎日3食きっちり食事するようになり、毎週しっかり入浴されて、他の入居者様との交流も増え、以前とは見違えるように元気になったんですね。
もちろん、スタッフや他の入居者様との相性だったり、ご本人様が気持ち良く入居できる環境やタイミングにもよりますが、老人ホームに入居して自分らしい生活を取り戻された方を、私はたくさん見てきています。
このように老人ホームでは、基本的には医師や介護スタッフの力を借りながら、ご本人様の希望通りの生活を送れるようになっています。
自由に外出できない老人ホームも…
一方で、自由に外出できない老人ホームや、やむを得ず外出を制限するケースも中にはあります。
ただしこの場合も、ご本人様の健康や安全を考えた上での措置であり、理由なく外出を制限しているわけではありません。
外出が制限されるケースは、例えば以下のような場合です。
- ●ご本人様の要介護度が高く、常時介護が必要である
- ●服薬の管理が難しく、短時間の外出なら可能
- ●車椅子生活のため、介護タクシーを利用すれば外出可能
外出を一律禁止するのではなく、入居者様の安全を確保できれば外出は許可されます。
新型コロナウイルスによる外出制限・自粛について
近年は、新型コロナウイルスの感染や施設内のクラスターを防ぐために、外出をやむを得ず制限している施設がほとんどです。
制限の程度は施設によってまちまちですが、
- ●面会は事前に予約をした上で、時間・場所を制限して行う
- ●外出は原則禁止だが、人混みのない場所の散歩程度であれば可能とするところも
- ●外泊はやむを得ない場合を除き、原則禁止
などなど、基本的にはコロナの感染を防ぐ目的で、ご本人様はもちろんご家族様の出入りも制限せざるを得ないのが現状です…。
自由と安心を両立した老人ホームを選ぼう
優良な老人ホームの中には、自由と安心を両立しているところもあります。
私の知っているところでは、玄関の真ん前に受付カウンターを設置している老人ホームです。
こうした施設では、外出しても問題ない方へは「いってらっしゃい!」とお声がけをしたり、認知症の傾向のある方へは「どこに行かれるんですか?」と行き先を必ず尋ねます。
外出された方がなかなか帰ってこない時は、その方もしくはご家族の持つ携帯電話に連絡するなど、自由な暮らしを守りながら安全にも配慮するという工夫が行き届いている施設もあります。
老人ホームでは、ご本人様やご家族の意思をできる限り尊重し、安全を守れる範囲内での外出・外泊を許可しています。
外出・外泊の自由度については、入居前に事前に調べたり専門家に相談して、納得できる条件の老人ホームへ入居しましょう。
まとめ
「実は老人ホームは、安全の範囲内であれば自由に外出できる!」
今回の記事では、このことを知っていただけたら幸いです。
ここまでお話してきた通り、各老人ホームは、入居者の介護度や症状によってさまざまな工夫をこらしながら運営されています。
要介護度の高い方が自由度の高い老人ホームに入居しても、毎日の生活が大変になるでしょう。
しかしその反対に、まだまだ心も体も元気な方が介護を重視する老人ホームに入所しても、気持ち良く生活できず息苦しさを感じてしまいます。
老人ホームを決める際は、ご本人の体調と老人ホームのコンセプトや運営方針をしっかりと比較・検討することが大切です。
私たち「老人ホーム相談デスクくまごろう」では、各老人ホームのコンセプトや運営方針をしっかり把握し、ご本人様に最適な施設をご提案できます。
「自分にぴったりの老人ホームはないのかな…」と不安にならず、お電話またはお問合せフォームから、いつでもお気軽にご相談ください。
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