老人ホームの平均入居期間は?退去理由と入居期間の考え方について

こんにちは!!

シニア住宅「くまごろう」の住み替えアドバイザー、

福島 有也(ふくしま ともや)です!

老人ホームの平均的な入居期間

平均25年に調査されたデータによりますと、上記の通り公表されています。

特別養護老人ホームの場合、入居条件の一つに「原則要介護3~5」というものがあります。

重度の介護が必要な高齢者が多くなっていることが、その要因であると考えられます。

有料老人ホームにおいても特養と同様に3.8年という調査結果が公表されています。

有料老人ホームは自立した方や要介護状態であっても軽度である方も多いため、入居時の状態によって入居期間は異なります。

別のデータでは、住宅型有料老人ホームの平均入居期間は2.3年となっていますが、病気などによって住宅型での生活が難しくなり、退去や転居されている様子が分かります。

老人ホームの退去理由

  • 特別養護老人ホーム:①逝去、②医療機関
  • 有料老人ホーム:①逝去、②医療機関

老人ホームの入居期間を経て、どのような理由で退去されたのかについても調べてみると、特別養護老人ホーム・有料老人ホーム共に死亡・医療機関への入院となっていました。

ただし、その割合は異なっており、

  • 特別養護老人ホーム:①逝去(約7割)、②医療機関(約2割)
  • 有料老人ホーム:①逝去(約5割)、②医療機関(約2割)

となっていました。

特別養護老人ホームでは入居時に重度介護の状態であることも珍しくなく、施設で看取りが実施されていることも多いために、終の棲家として利用されている様子が分かります。

施設内で対応できないような特別な医療が必要になる場合には、医療機関に入院されるケースも多くなっています。

有料老人ホームでの死亡の割合が特別養護老人ホームよりも低いのは、入居時の状態像の違いによるものが大きいと言えるでしょう。

例えば、比較的自立度の高い方が、何らかの理由でリハビリが必要になった場合には、老人保健施設に入居されるケースが多くなっています。

3位が老人保健施設となっていることから、そのように考えることができるでしょう。

老人ホームの入居期間の考え方

老人ホームの入居期間は、上記でもお伝えした通り、入居時の状態像によっても入居期間が異なってきます。

自立度が低く、在宅で介護サービスを受けても生活の継続が難しい状態になると、老人ホームの入居が選択される機会が多くなります。

そのような状態は一般的に要介護3以上であることが想定されますので、入居期間はおおむね4年程度ということになるのでしょう。

高齢になると、健康で過ごすことができる期間以外に、何らかの介護が必要となる期間が存在します。

介護や支援が必要となる期間は男性がおおむね9~10年、女性が12~13年程度というデータがあります(厚生労働省「平均寿命と健康寿命の差」)。

このようなデータを見る限り、自立度を維持するためには、介護予防やリハビリへの取り組みが大切であることが分かるでしょう。

まとめ

老人ホームの平均入居期間、退去理由などについてご紹介しました。

平均入居期間は、特別養護老人ホーム・有料老人ホーム共に約4年となっています。

入居に関することは、担当のケアマネジャーをはじめ、老人ホームの相談員や担当者に相談するようにしましょう。

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